命のビザ
皆さんは杉原千畝さんという方を御存知でしょうか。
杉原さんは東洋のシンドラーと呼ばれている方で、リトアニアで日本領事館領事代理だったときに、ポーランドから逃げてきたユダヤ人およそ6000人に、日本政府の命に反して通過ビザを発行したことで知られる方です。
何年か前にドラマ化もされていますし、教育用アニメとして上映もされていたことがあるみたいですので、知っている方も多いかと思いますが、私自身はそんな方がいたなぁ程度でした。
たまたま機会があり、クリスマスイブの日に、俳優の水澤心吾さんの一人芝居を見に行ったのですが、その内容が杉原千畝さんを描いたものでした。
前半は、杉原さんの生い立ちや幸子さんとの出会いなどが演じられ、
そして後半。
杉原さんは、多くの押しかけてくるユダヤ人達にとまどい、彼らと話をし、
どうすべきか葛藤し、
日本本国にビザ発行を許可するよう要請し、拒否され悩み、
そして遂に決心し、独断でビザを発行します。
一枚一枚手書きで。
でも、リトアニアはソ連との併合が決まっているため、退去命令が出ています。
それでも、粘って居座り、食事をするまもなく、腕が痛くなっても、ビザを発行していきます。
ついに最後通告が来たため、やむなく退去しますが、
一時滞在したホテルで、発車寸前の列車の窓から、ビザを発行し続けます。
結局全員のビザ発行は出来なかったのに、ユダヤ人の方々は、去っていく杉原さんに感謝の言葉を投げかけます。
その後、幾つかの国の領事館などに着任し、ソ連に拘束され、帰国後外務省から追われ、息子さんを亡くし、、、
20数年してから助けた方々の一人と再会します。。。
助けた方々、そしてそのお子さん達、お孫さん達、その数は数万人にもなります。
それだけの方々を杉原さんは助けたことになるんですね。
確かにそれらの方々の中には、現イスラエル政府の重職にある方もいらっしゃるかも知れないので、現在のパレスチナ問題などを考えると多少複雑な気持ちもありますが、当時杉原さんが行ったことはとても素晴らしいことですよね。
水澤さんの名演も勿論素晴らしかったのですが、
改めて杉原さんの勇気ある決断と行動には胸が熱くなり、涙が出てしまいました。
水澤さんは今まで80数回公演を行ってきたそうですが、ライフワークとして1000回を目指すそうですので、是非機会があれば一度ご覧になって頂きたいと思います。
余談ですが、スピルバーグ監督は、本当は杉原千畝さんを描いた映画を撮りたかったらしいのです。
ですが、いろいろと許可が取れず、やむを得ず撮ったのが「シンドラーのリスト」なのだそうです。
これはとても素晴らしい作品ですし、私も好きな一本なのですが、もし杉原さんの映画が出来ていたら、、
なんてちょっとワクワクですよね。
今年のクリスマスはとても素敵なプレゼントをいただいた感じです。
皆さんはどんなでしたか?
皆さんが愛の光で満たされますように。
☆メリークリスマス☆
杉原さんは東洋のシンドラーと呼ばれている方で、リトアニアで日本領事館領事代理だったときに、ポーランドから逃げてきたユダヤ人およそ6000人に、日本政府の命に反して通過ビザを発行したことで知られる方です。
何年か前にドラマ化もされていますし、教育用アニメとして上映もされていたことがあるみたいですので、知っている方も多いかと思いますが、私自身はそんな方がいたなぁ程度でした。
たまたま機会があり、クリスマスイブの日に、俳優の水澤心吾さんの一人芝居を見に行ったのですが、その内容が杉原千畝さんを描いたものでした。
前半は、杉原さんの生い立ちや幸子さんとの出会いなどが演じられ、
そして後半。
杉原さんは、多くの押しかけてくるユダヤ人達にとまどい、彼らと話をし、
どうすべきか葛藤し、
日本本国にビザ発行を許可するよう要請し、拒否され悩み、
そして遂に決心し、独断でビザを発行します。
一枚一枚手書きで。
でも、リトアニアはソ連との併合が決まっているため、退去命令が出ています。
それでも、粘って居座り、食事をするまもなく、腕が痛くなっても、ビザを発行していきます。
ついに最後通告が来たため、やむなく退去しますが、
一時滞在したホテルで、発車寸前の列車の窓から、ビザを発行し続けます。
結局全員のビザ発行は出来なかったのに、ユダヤ人の方々は、去っていく杉原さんに感謝の言葉を投げかけます。
その後、幾つかの国の領事館などに着任し、ソ連に拘束され、帰国後外務省から追われ、息子さんを亡くし、、、
20数年してから助けた方々の一人と再会します。。。
助けた方々、そしてそのお子さん達、お孫さん達、その数は数万人にもなります。
それだけの方々を杉原さんは助けたことになるんですね。
確かにそれらの方々の中には、現イスラエル政府の重職にある方もいらっしゃるかも知れないので、現在のパレスチナ問題などを考えると多少複雑な気持ちもありますが、当時杉原さんが行ったことはとても素晴らしいことですよね。
水澤さんの名演も勿論素晴らしかったのですが、
改めて杉原さんの勇気ある決断と行動には胸が熱くなり、涙が出てしまいました。
水澤さんは今まで80数回公演を行ってきたそうですが、ライフワークとして1000回を目指すそうですので、是非機会があれば一度ご覧になって頂きたいと思います。
余談ですが、スピルバーグ監督は、本当は杉原千畝さんを描いた映画を撮りたかったらしいのです。
ですが、いろいろと許可が取れず、やむを得ず撮ったのが「シンドラーのリスト」なのだそうです。
これはとても素晴らしい作品ですし、私も好きな一本なのですが、もし杉原さんの映画が出来ていたら、、
なんてちょっとワクワクですよね。
今年のクリスマスはとても素敵なプレゼントをいただいた感じです。
皆さんはどんなでしたか?
皆さんが愛の光で満たされますように。
☆メリークリスマス☆
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